「こんなに良い素材だから、入れたい」と思った原料です
KOHAKUYUKIは、山形県鶴岡市の400年以上続く酒蔵「渡會本店」さんの熟成酒粕から作られています。
酒粕を1,000時間以上かけてさらに熟成させることで、アミノ酸や乳酸、α-EG、グルコシルセラミドなどの成分が増加した熟成酒粕から採られたエキスは、さまざまな機能性を備えた素晴らしい原料です。
私たちが熟成酒粕エキスに魅力を感じたのは、「酒粕だからなんとなく肌によさそう」というイメージだけではありません。
実際に使ってみて驚くほどの良さを実感したのが一番の理由ですが、保湿、肌のバリアに関わる指標、抗酸化、メラニン産生、さらに洗浄後の水分量や泡の質まで、さまざまな角度から検証データが取られていることも納得感を高めてくれました。
特に、洗い流すアイテムでも洗浄後の肌水分量が測定されている点は、全身シャンプーバーをつくCHANTIQUEにとって、とても興味深いデータでした。
だからこそ、KIYOME全身シャンプーバーにも、SAKIオイルセラムにも、このKOHAKUYUKIを配合しています。
毎日肌に使うものだからこそ、ただ新しく話題の成分を入れるのではなく、背景があり、データがあり、自分たち自身が「使いたい」と思える素材を選びたい。
「こんなに良い素材、ぜひお客様にも体感していただきたい。」
それが、CHANTIQUEがKOHAKUYUKIを選んだ理由です。
KOHAKUYUKIとは?酒粕をさらに熟成させた化粧品原料
KOHAKUYUKIは、酒粕を低温でさらに1,000時間以上熟成させる、二段階の発酵させた熟成酒粕から抽出された発酵エキスです。
1.熟成によって、 アミノ酸や乳酸、α-EG、グルコシルセラミドなどの成分が変化・増加
未熟成の含有量を100とした比較では、熟成後のアミノ酸は+206%、乳酸は+201%、グルコシルセラミドは+30%と表示されています。α-エチルグルコシド(α-EG)は+1,560%で、右側の別の目盛りを使っています。
2.保湿効果:水分量UP
試験条件:前腕部に検体を塗り、角層水分量の変化を測定。KOHAKUYUKI 2%配合水溶液と、対照のBG 3%水溶液を比較しています。グラフは塗布前を100とした相対値です。
5分後には両方の水分量が上がり、180分後にはKOHAKUYUKI配合側が対照より高い値を保っています。この条件では、塗布後の水分保持を支える可能性が読み取れます。
3.肌バリア:保湿・バリアに関わる遺伝子の発現量を測定
試験条件:KOHAKUYUKI 1%を配合した培地をヒト表皮角化細胞に添加し、48時間後にリアルタイムPCR法で遺伝子発現量を解析しています。
無配合を100としたとき、図にはフィラグリン+5%、ヒアルロン酸合成酵素+13%、セラミド1産生酵素+24%、セラミド5産生酵素+9%と示されています。
肌バリアの回復率
試験条件:テープストリッピングとアセトン処理で肌荒れを生じさせた部位に、KOHAKUYUKIを3日間連続で塗布。図では1%配合と無配合を比較し、経表皮水分蒸散量(TEWL)から肌バリア回復率を算出しています。
4.抗酸化:活性酸素への働きを評価
試験条件:SOD Assayキットを使い、450nmの吸光度からSOD様活性を評価。図の縦軸は「SOD阻害率(%)」で、KOHAKUYUKIの配合濃度は0%、0.2%、0.8%、4%です。
濃度が高いほど測定値が上がっており、活性酸素消去活性を示しています。
5.美白・メラニン産生抑制
試験条件:メラニンを産生する細胞に検体を添加し、72時間培養後の吸光度からメラニン産生率を算出しています。
6.洗顔料への配合:洗い流した後の水分量と、5分後の肌弾力
試験条件:KOHAKUYUKI配合洗顔フォームで手の甲を30秒洗い、15秒すすいで軽くぬぐった後、水分量を測定。同じ条件で洗浄した5分後に肌弾力も測定しています。グラフの配合濃度は1%です。
水分量のグラフでは、配合側は洗浄5分後・10分後とも対照より高い値を示しています。
泡の密着性:傾けた板で、75秒後の状態を比較
試験条件:KOHAKUYUKIを配合した洗顔フォームを泡立て、板に並べて傾け、泡の状態を観察。写真では、無配合、0.5%、1%、2%配合の75秒後を比較しています。
配合濃度が高い泡ほど開始位置の近くに残る様子が示されています。資料にはこのほか、石鹸の泡立ちの比較や、泡に2gのコインを置く弾力評価もあります。KOHAKUYUKIは肌への作用だけでなく、洗浄料の泡の質感を調整する素材ということがわかります。
出典・図表について
株式会社高研 提供資料「熟成酒粕エキス KOHAKUYUKI」(提供PDFファイル識別:2304、©2021–2023 KOKEN CO., LTD.)。図1〜7および写真8は同資料から引用。図表部分を切り出し、数値・目盛り・凡例は原図のまま掲載しています。
本文の解説:CHANTIQUE編集部。